カーボン分散度測定器 | IMAGE3000.CDM
品質の原点!それは分散管理から
「分散管理」もデータ解析の時代です。
ゴム製品の品質を左右する基本的要因は練り工程におけるカーボンブラックの分散度によるところが大きいと言われています。分散不良は、品質の低下、バラツキを引き起こすだけでは無く、成型工程における歩留り率にも大きく影響します。
ところがこの重要な決め手となる測定器がこれまで無かっただけで無く、信頼出来る基準となる測定法すら存在しないのが現状です。
<カーボン分散度測定装置>は分散測定を科学的にデータ解析する装置として長年の夢を実現する物として開発されました。確実、迅速、しかも測定者の個人差無く、
カーボンブラックなどの分散度を判別、測定することが出来ます。
成型工程の上流である<練り工程>での分散状況を見極めるデータ解析の関所として<カーボン分散度測定装置>はこれからのゴム業界には必須な装置といえるでしょう。

分散率が悪いと...
引っ張り強さ、伸び、引き裂き強さ、耐摩耗性、屈曲疲労耐久、電機絶縁性、導通性など様々な影響を及ぼします。
製品構成
- センサーユニット
- 画像処理PC
- ディスプレイ
- キーボード
- マウス
- プリンター(オプション)
ASTM-B法準拠(凝集塊カウント法)
測定器はASTM-B法(別名Light Microscope法)に準拠しています。
又、ASTM-A法(肉眼判別方法)も搭載しています。配合物中の5μm以上の凝集塊の占める総断面積を測定し、配合物に加えたカーボンブラックの総断面積(計算値)から5μm以下に分散しているカーボンブラックの比率(%)を求め分散度としています。
品種登録マスターと比較評価が出来ます
- 品種別に基準測定値を登録出来ます。
- 測定値と基準登録値を比較検討しながら測定出来ます。
- マスター登録品種を選択することで測定条件が自動設定されます。
- 同一サンプルの複数箇所の測定と平均値演算が出来ます。
- 測定値と測定画像はデータ保存され、後処理での評価が出来ます。